夏は生育の最盛期。着生ランなので光線と通気 を好みます。
置き場所(桜島の降灰には要注意)
桜島の降灰には特に注意しま しょう。
△梅雨期
降雨・曇天の季節。鉢は雨水が当たらず、風通しが良く、光線の当たる所に置さます。
△梅雨が明けたら
夏の生育期には戸外やベランダなど風通しの良い所で、台の上などに置きます。
光線の条件は8万〜9万ルクス程度の光量なので、30%前後の遮光下で育てます。夏になり、急 に戸外に出すと強光線で葉焼けを起こすので、少
しずつ日光に当てで慣らすようにしましょう。風 通しがよい場所であっても強光線で葉焼けの原因 になります。
上手な水やり
植え込み用土の表面が乾い たらすぐに与えます。ただし、梅雨期は過湿の状態にすると根腐れの原因になり、要注意です。盛夏は乾燥が激しいので朝と夕方の2回、十分
に水を与えるのがコツです。夏の水やりは特に重 要。夕方と早朝の水やりが株を太らせることにな ります。
肥料のポイント
デンファレは夏も肥料を与えて株作りします。固形肥料(油かすと骨粉の
等量混合)を月に1回、3.5号〜4号鉢なら1〜 2個置き肥します。 配合液肥はリン酸の多いもの(例えばN−5、 P−10、K−5)を1000倍液にして、月に3〜4
回与えて株作りしましょう。
病害虫駆除
●果斑病
葉に黒い斑点が出る病気で、発生の原 因は通風不足による生理障害です。特に夏の後 半から秋口に発生しやすく、置き場所が蒸れた
状態だと、どの季節でも発生します。デンドロ の系統に多発します。予防はデイセン類の600 倍液を月に2回、あるいはペンレートを月に1
回程度、葉の裏面によく付着するように、晴天日の朝に散布しましょう。
●カイガラムシ類
初夏によく発生します。羽化 直後の幼虫期にオルトラン、カルホスで駆除します。
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