2001-06-01
特徴と栽培のポイント
年間のサイクル
春から秋までは生長期(冬は生長を休む)
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春に新根新芽の生長が始まり夏のかけ新しい茎(バルブ)が伸びます。一般家庭で育てる場合、10月ごろ成長が止まり、茎が肥大して完成。
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翌年の秋には、この茎についた葉が落ちて花芽が生まれ、春になり気温が上がってくると,、蕾が出て開花します。
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温室栽培などで、冬の夜間16℃以上に保温した場合には、その春から伸びた新しいバルブに花が咲きます。
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デンドロビウムの花芽分化は、バルブが十分に成熟し、低温(夜の最低気温10〜13℃)に30日間前後あう(低温下に置く)ことが必要です。
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肥料は7月で打ち切り、秋の日光に十分当てて低温にあわせます。
栽培のポイント
- 育てやすい洋ラン
寒さには強く(越冬温度5℃)、冬の温度管理さえよければ春から秋までは戸外での栽培で十分なので、家庭でも育てやすい洋ランです。
- 春から秋は戸外で日光によく当てる。
着生ランの中では光線を好むほうです。成長期は、なるべく日に当てるようにします。ただし、日光の適光量は8万ルクス前後。夏の強光は10万〜13万ルクスあるので、直射日光では日焼けを起こす場合があります。7〜9月ごろまでは20〜30%程度の遮光が必要です。また、風通しのよいところで育てることも大事です。
- 成長期は十分な水やりを
成長期は十分に 水を与えますが、3月と9〜10月ぐらいにかけては少し控えめに与えます。特に、冬の低温時期は水苔が乾いてから数日待って水やりするようにします。この時期に与え過ぎると根腐れの原因になります。冬は冷たい水は避け、ぬるま湯を与えましょう。
- 肥料は新芽が動いてから
樹木に着生しているため、肥料分は少なくてもよいですが、成長期は肥料分を与えたほうが株が充実して花がよく咲きます。
- 植え分け・株分け
2〜3年に1回、花の終わった春に行います。新芽が2〜3cm伸びた頃が最適期。花が4〜5月に咲いた場合、花後すぐに植え替えます。
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