初夏から夏の終わりにかけて戸外で育った株 は、バルブも肥大し完熟した株になってきます。 そして9〜10月ごろになると、バルブは黄色に近
いあめ色に変わってきます。秋の光線、水やり、 温度条件などにより花牙着生の時期を迎えます。
置き場所
10月ごろまでは夏と同じ場所(雨 の当たらない所)で管理します。夏の遮光に使っ た寒冷紗などは10月上旬ごろから取りはずして、
直射日光に当てるようにします。夏と同じように 桜島の降灰には注意して下さい。
上手な水やり
10月上〜中旬ごろから水や りの量を少なくして、乾き気味に管理します。植 え込み用土の水苔の表面が乾いたら、その1〜2
日後から水やりします。
肥料のポイント
秋から翌春にかけて花が 咲く株には、原則として肥料を与えてはいけませ ん。特に、窒素成分を含んだ肥料を与えると花つ きが悪くなり、翌春の高芽の発生原因になります。
ただし、今年開花株とならない小苗・中苗株の 場合には月に2〜3回、配合液肥の1000倍を与え るようにします。
病害虫防除
10月ごろから水やりを減らし て乾燥気味に管理するため、ハダニ類の発生が多 くなります。早めに殺ダニ剤(ケルセン乳剤など)
を散布して駆除します。
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