- 初心者は秋咲きが咲かせやすいようです。
- 秋咲きのカトレヤ、早咲き(年末から正月に開花)のシンビジウム、デンドロビウムは、新芽が生長して充実し、開花にいたるまでの期間が暖かい時期にあたりますので、なれない初心者にとって好都合です。
- 始めはなるべくこのような品種を選ぶようにして、育て上手になるに従い、冬咲き、春咲きへと行くとよいでしょう。
- 栽培設備が不十分な場合。
- 室内などで育てる場合も、やはり秋咲きなど、開花期で選ぶほか、なるべく低温性で丈夫なものを選び、次に中温性の種類へと進むようにするといいでしょう。
- 花付き株の購入
- 花が咲いている株は、実際に花を見て気に入ったものを納得して選べるので、初心者が求めるにはよい方法です。
しかし、どうしても花が咲いていない時よりも値段が高くなるのはやむをえないでしょう。
- 秋から春まで各地で洋ラン展が開かれ、花の展示と即売が行われるので、気に入ったランがあればそこで購入することも出来るし、欲しい花をメモしておいて業者に後で注文してもいいのでは。
- 苗を購入するなら。
- 開花株が売られていない場合や値段が高くて買えない場合は、苗を求めることになります。
展示している花のうち、カトレヤなどはほとんどメリクロン苗(生長点培養によって育てた苗)が用意されていて入手できると思います。
- 苗の大きさはその品種が開花株になった時の大きさによりますが 、カトレヤで9cm鉢苗で立派に生長していれば、3年ぐらいで開花株に育ちます。
- 待てないようでしたら少々高くても少し大きな苗を求めるようにしましょう。また、6cm鉢の小さな苗もありますが、初心者向きではありません。
- 良い苗を選ぶポイント
- 一番大きく素直に育っているもの
- 品種にもよりますが、よくしまってがっしりとしているもの。
- 小苗では芽数の多くないもの。
- 根張りがよく、株がふらついていないもの。
- 病気や害虫のないもの。
を基準に選ぶようにしてください。
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カトレヤの苗 右から順に良い苗

デンドロビウムの苗 右が良い苗
低温性 |
アダ、アーポフィラム、アスパシア、ビフレナリア、ブラサボラ、バルボフィラム、カランセ、カタセタム、セロジネ、シンビジウム、デンドロビウム、ディサ、デンドロキラム、エピデンドラム、ゴンゴラ、ハントレヤ、レプトテス、レリア、マスデバリア、ミルトニア、モルモーデス、オドントグロッサム、プロメネア、パフィオペディラム、ロドリゲチア、ソフロニチス、ツニヤ、トリコピリア、ジゴペタラム |
中温性 |
アンセリア、アングロア、アングロカステ、アスコセントラム、エリーデス、バーケリア、ブラシア、カトレヤ、シクノチェス、ガレアンドラ、ガストロキラス、リカステ、オンシジウム、パフィオペヂルム、チシス |
高温性 |
エランギス、アングレーカム、アスコセントラム、アスコセンダ、デンドロビウム、ファレノプシス、レナンセラ、バンダ、バンドプシス |
低温性:5〜10℃
中温性:10〜15℃
高温性:17℃以上
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