フィカス・ウンベラータの管理方法                   
 ○  学  名  :  Ficusumbellata
 ○ 原産地   : 熱帯アフリカ
 ○ 科  名   : クワ科


【置き場所と管理の方法】
● 置き場所

性質は丈夫で、耐陰性も強いので、年間を通して明るい室内で楽しむことができます。
冬以外は戸外でもかまいません。
耐陰性が強いとはいえ、冬は日照不足になりがちなので、できるだけ太陽光に当てるほうがよいでしょう。


・日当たりの良い場所・・・葉の色が濃く、葉の厚みも厚くしっかり育ちます。
                 (強い光を好みますが、真夏:午後からの強い日ざしで日焼けする事がありますので注意)
・日陰・・・・・・・・・・・・・・・日当たりの良い場所と違い、葉の色合いは淡いグリーン、葉厚も少し薄めに育ちます。
                (日当たりの悪いところでは、生育も鈍り、時には落葉したりします。出来るだけ明るいところに置きましょう。)
・通風・・・・・・・・・・・・・・・時として、生育に大きく影響します。通風が悪いと ひ弱に育ってしまいます。
                (下葉が落ちたりする事もあります。時折屋外の空気にさらしましょう。)

● 光
明るい場所を好む植物ですが、鉢物の場合は、葉が大きめの観葉植物ですので、水は欲しがります。
鉢内が乾いて直射日光が当った場合、葉焼けを起こす場合があります。
暗すぎる場所では、時折直射日光の当らないよう注意して日光浴をさせましょう! (冬場屋外での日光浴は禁物)
室内のインテリアとして管理する場合、レースのカーテン越し程度の光が一番良いようです。
乾燥する部屋に置く場合、時折・・・葉の面裏に霧吹きしてあげる。
(観葉植物の管理が悪いと、大半の植物がそうですが、ワタカイガラムシやハダニが付きますので、
風通しを良くしてあげたり、時折葉水してあげると良いです。)

● 温度
10℃以上あれば良い。それ以下の時は控え気味の水やりを行って下さい。水が少ない場合、葉の重みだけで無く
葉柄(葉を支える軸)からうな垂れますと、水を欲しがるサインです。
最近の住宅事情を考えますと、一般家屋・の場合でも管理しやすい部類に入ると思います。
マンションや寒冷地域で暖房の効いたお部屋で10度以上ですと全く問題無く管理できます。
10℃以下になりますと柔らかな葉なに茶色や黒いどシミが入ったりします。 5℃以下になりますと、落葉します。

● 湿度
冬場:暖房を行いお部屋の空気の乾燥が激しくなり柔らかなウンベラータの葉の場合、霧吹きをこまめに行って下さい。
直接熱気が当たらないような場所に置いてください。(大半のの植物)夏場のエアコンの冷気も禁物!
(大半のの植物)

 水
土の表面が乾いてから、たっぷり与えてください。良く観察して見ていると、水分が少ないと 葉が下向きに下がって、
水を下さいとサインを発しているのが良くわかります。 (大きくなった葉の重みで垂れ下がる事はあります。)
室内の温度が高い時は、結構水を欲しがります。暖房の効いた部屋ですと、乾燥しますので、時折葉水(裏表)を
して上げると良いです。

● 肥料
屋内で楽しむ観葉植物の場合、基本的に液体肥料を施します。
観葉植物用の液体肥料・・・商品の説明書きを守って施肥してください。
私の場合、説明書きに1,000倍と書かれていたら⇒5,000〜6,000倍程度の薄い液肥をお水代りにやっております。

強い風の当らない屋外に置いて施肥管理する場合、有機質肥料(油粕、骨粉)でも良いですが、醗酵させた玉肥が良いでしょう。
観葉植物用の化成肥料でも説明書通りにやって頂ければ良いです。

● 植替え
出来るだけ水はけのよい用土がいいでしょう。
土植えの場合、無難なのは基本的には赤玉土小粒か中粒と腐葉土です。
割合は赤玉土7に腐葉土3くらいの割合が良いようです。(観葉植物用の用土であれば基本的にOK)
根の状態にもよりますが、古い用土は半分くらい落とします。 (落とす場合根を痛めると落葉します・・・仕方無いですが・・・)
根の周りの土は全部落とさないようにしてください。
後の生育を考えると緩効性肥料の小粒と根腐れ防止剤を入れておくと成長もいいです。
植え替えたときは1週間くらいは、用土になじませるため暖かい日陰で管理します。
植替え後は、幹がぐらつかないように管理して下さい。
最初の水を上げるときは、植物活力剤を薄めにして与えると植え痛みが少ないようです。
いずれにしても、真冬、真夏以外の植替えなら良いですが、桜の花が終わった頃から初夏までの間なら良いです。


● 繁殖
A :簡単で失敗の無いのが取り木です。
@幹の樹皮をカッターで形成層表面まで切り込んで幅約2cmくらい樹皮を剥ぎ取ります。(幹回りの大きさにもよりますが)
A剥ぎ取った部分の幹に、水を充分吸わせたミズゴケを拳ぐらいの塊で包む。
Bミズゴケをスッポリ覆えるビニールで乾燥しないようにしっかり包み込む。
C乾燥しないようにミズゴケを巻いて上下をテープやヒモで結わいてください。
D時折、ミズゴケの様子を観察しながら、乾いたら上のテープかひもを緩め水を上げて ください。
(やり方が良いと殆ど水を 上げなくても、しっかり発根します。)
E約1〜2ヶ月程度経つと取り木部分から根が確認できるはずです。
F根が確認できたら、幹からハサミで切離し、観葉植物の用土で植え込んでください。
G植替え適期なら観葉植物用の用土で植えて風の当らない場所で1週間から10日管理すると落ち着きます。
乾燥する室 内の場合や温度が少し低い場合、鉢に植え込んだ後に大きなビニールの袋(透明なゴミ袋等)に鉢ごと入れて
霧吹きをし て口を綴じてください。(約1週間明るい日陰で管理・・・乾いていたら、鉢にも水を上げてください。)
後に、ビニールに袋 の上の部分左右に小さな穴を開けて1週間〜温かくなるまで管理して 下さい。
温かく成ったら袋からだして普通に管理し て下さい。

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B : 挿し木
@先端や幹を2〜3節切って、一般的な挿し穂を作ります。
Aゴムの仲間ですので、粘つく白い樹液が出ますから水で洗い流す。
  (切り口をV字に切り戻し水揚げの為に1時間ほど 水に挿しておくといいでしょう)
B挿し木用の用土に1〜2節(葉の付いていたところ)を地中にさしてください。
C展開している葉は、輪ゴムのような物で手を合わすようにしてください。 (少しでも蒸散作用を押さえる為)
D挿した枝は、取り木後に行ったようにビニール袋に入れて約1.5〜2ヶ月ほど管理して下さい。
Eその頃、挿した鉢の底を確認して根が出ていたら、観葉植物の土で鉢上げして下さい。
温度が低めの場合:ビニールの 袋に入れて(この頃は、袋の上部左右に小さな穴を開けて)管理して下さい。
その後は、普通の管理でいいです。                              

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